P2P セッションで以前使用されたログオン資格情報の保持

P2P セッションを開始するために使用されるターゲット IP アドレス、ユーザー ID、およびドメイン名の履歴を格納するためのコントローラー・プロパティーを構成することができます。

これにより、コントローラー・ユーザーが P2P セッションを開始したときに、「接続のオープン」ウィンドウでこれらの項目が選択可能になります。履歴は、コントローラー・ユーザーのホーム・ディレクトリーにある trc_history.properties ファイルに格納されます。trc_controller.cfg ファイルを編集して、これらのプロパティーを構成します。プロパティーの構成について詳しくは、「グローバル・コントローラー・プロパティーの構成」を参照してください。

プロパティー定義

enable.address.history=
変更可能フィールド enable.address.history
フィールドの説明 最近 P2P セッションの開始時に使用された IP アドレスの履歴を、コントローラーが保存するかどうかを決定します。セッションが正常に開始された場合、その開始のために使用された IP アドレスは、すべて IP アドレス履歴に格納されます。履歴は trc_history.properties という名前のファイルに格納されます。デフォルト値は true です。
有効な値 True または False
値の定義
True
P2P セッションを開始するときに、IP アドレス履歴が接続ウィンドウで使用可能になります。リストから必要な IP アドレスを選択します。
False
IP アドレス履歴は、接続ウィンドウで使用可能になりません。
enable.user.history=
変更可能フィールド enable.user.history
フィールドの説明 最近 P2P セッションの開始時に使用されたユーザー ID の履歴を、コントローラーが保存するかどうかを決定します。セッションが正常に開始された場合、その開始のために使用された ユーザー ID は、すべて IP アドレス履歴に格納されます。履歴は trc_history.properties という名前のファイルに格納されます。デフォルト値は false です。
有効な値 True または False
値の定義
True
P2P セッションを開始するときに、ユーザー履歴が接続ウィンドウで使用可能になります。リストから必要なユーザー ID を選択します。
False
ユーザー履歴は、接続ウィンドウで使用可能になりません。
enable.domain.history=
変更可能フィールド enable.domain.history
フィールドの説明 最近 P2P セッションの開始時に使用されたドメイン名の履歴を、コントローラーが保存するかどうかを決定します。セッションが正常に開始された場合、その開始のために使用された ドメイン名は、すべてドメイン履歴に格納されます。履歴は trc_history.properties という名前のファイルに格納されます。デフォルト値は true です。
有効な値 True または False
値の定義
True
P2P セッションを開始するときに、ドメイン履歴が接続ウィンドウで使用可能になります。リストから必要なドメイン名を選択します。
False
ドメイン履歴は、接続ウィンドウで使用可能になりません。
history.max.items=
変更可能フィールド enable.address.history
フィールドの説明 IP アドレス、ユーザー ID、およびドメインの履歴リストのサイズに制限を設定します。リストが history.max.items の制限に達していても新しい項目を追加する必要がある場合は、履歴リストで最も古い項目が削除されます。
有効な値 0 ~ 20
値の定義 20 を超える値を指定しても、接続ウィンドウ内のリストのみで最大項目数は 20 となります。0 の値を指定すると、履歴リストは使用不可となります。