セットアップの考慮事項
セットアップ中に、ご使用のハードウェアの仕様に応じた最適なデプロイメント・サイズを指定します。BigFix Compliance Analytics をセットアップするための一般的ガイドラインとして、以下の推奨事項に従ってください。
- BigFix Compliance Analytics データベース・サーバー
- BigFix Compliance Analytics アプリケーション・サーバー
BigFix Compliance Analytics データベース・サーバー
BigFix Compliance Analytics データベース・サーバーのサイズは、以下の要因によって異なります。
- コンピューターの数
- これらのコンピューター上にサブスクライブするコンテンツの量
- 実行されるインポートの数
将来のエンドポイントの増加に備えてディスク・スペースを追加したり、セキュリティー・コンプライアンス・チェックを追加したりできます。
- CPU とメモリーの考慮事項
BigFix Compliance Analytics データベース・サーバーをホストするには、最小で CPU が 2~3GHz、RAM が 8 GB で十分です。データベース・サーバーは、数百の BigFix クライアントの分析データを収集します。要件は、コンピューターおよびコンプライアンス・チェックの数に応じて変化します。
デプロイメント環境の拡大に応じて SQL Server の RAM を追加することをお勧めします。
ご使用のデプロイメント環境で推奨されるサイズ見積もりについては、以下のマトリックスに従ってください。表 1. BigFix Compliance Analytics デプロイメント環境で推奨されるサイズ見積もりのマトリックス デプロイメント・サイズ (コンピューターの数) データ・サイズ CPU メモリー 1 ~ 500 0 - 15 GB クワッド・コア 8 GB 500 - 5,000 15 - 25 GB クワッド・コア 8 GB 5,000 - 30,000 25 - 60 GB クワッド・コア 16 GB 30,000 - 100,000 60 - 165 GB クワッド・コア 32 GB 100,000+ 165 GB (1,000 エンドポイントごとに + 1.5 GB) クワッド・コア x 2 64 GB+ 注: サイズ見積もりのマトリックスには、データベース・ログのサイズは含まれません。BigFix Compliance Analytics の場合、ログには通常、データベースと同じサイズが必要です。
- ディスク・スペースの考慮事項と想定値
30,000 台の BigFix クライアントが SCM コンテンツにサブスクライブするデプロイメント・サイズの例では、以下のディスク・スペースの考慮事項と想定値を考慮する必要があります。
- 30,000 台の BigFix クライアントを使用する場合、BigFix Compliance Analytics データベース・サーバーに必要な空きディスク・スペースは 60 GB です。
- クライアントを 1,000 台追加するごとに BigFix Compliance Analytics データベース・サーバーの空きディスク・スペースを 1.5 GB 追加してください。
- ディスク・スペースに関する推奨は、以下の想定に基づいています。
- ご使用のデプロイメント環境で平均で 2,000 回の SCM チェックが行われ、コンピューターごとに 200 回の SCM チェックが行われる
- 各インポートについて変更されるチェック結果が 2% ある (1 日当たり)
- チェックの 5% に、BigFix Compliance Analytics で管理される関連例外がある
- 各インポートについて変更される測定値が 1% ある (1 日当たり)
- すべてのチェックにおいてすべての測定値を分析するようにアクティブ化されている
- アーカイブしたコンプライアンス・データをデプロイメントで 1 年間保持する (365 個のインポート)
注: ディスク・スペースのサイズは、以下の重要な要素の合計の影響を受けます。(一定期間内のチェック結果とそのコンプライアンスの変更の数) + (一定期間内の脆弱性結果とそのコンプライアンスの変更の数) + (一定期間内の測定値の変更の数) + (一定期間内のコンピューター・グループ数 * チェック数 * インポートの数) + (例外の数 + 測定値の数)
BigFix Compliance Analytics アプリケーション・サーバー
- BigFix Compliance Analytics サーバーに必要な最小空きディスク・スペースは 3 GB です。コンピューターが 250,000 台までの場合、空きディスク・スペースは 10 GB で十分です。
- 30,000 台のコンピューターをサポートするには、CPU (クワッド・コア) が 2 から 3 GHz、RAM 空きメモリー・スペースが 8 GB で十分です。
PDF の生成タスクを容易に実行するには、使用可能メモリー・スペースが少なくとも 1 GB あることが推奨されます。PDF の生成タスクはそれぞれ別個のプロセスとして実行され、各プロセスで 150 MB のメモリー・スペースを利用します。
ファイアウォールに関する考慮事項
- BigFix Compliance アプリケーションは、IBM WebSphere Liberty の上部で稼働するために IBM Java を使用します。そのサービスは、パッケージ化された実行可能ファイル prunsrv.exe を起動します。デフォルトでは、プロトコル暗号化層とポートのオプションはポート 9081 で TLS 1.0 に設定されますが、初期セットアップ時にオプションを構成できます。
- レポート・メーリング機能用の接続を構成できます。アプリケーションはメール・サーバーと接続可能である必要があります。
- PDF エクスポート機能は、アプリケーションでパッケージ化された外部実行可能ファイル pdf.exe を使用します。この実行可能ファイルは外部接続を作成しません。