自動マルチフェーズ・スキャン
このタスクについて
一部のテストでは、Web サイトを通常にブラウズしていてはアクセスできない新領域の Web アプリケーション (ディレクトリー・リストや robots.txt ファイルの内容など) が明らかになることがあります。マルチフェーズ・スキャンが有効であると、AppScan は、テスト・ステージ中に見つかった URL を探査対象の URL のリストに追加します。テスト・ステージが完了すると、AppScan は次に新規に見つかった URL を自動的に探査して、これらについて新しいテストを作成し、そのテストを実施します。
デフォルトでは、スキャンには (必要な場合) フェーズを 4 個まで含めることができます。1 個から 10 個のフェーズ間で実行できるように、AppScan® を構成することができます。
注: マルチフェーズ・スキャン設定は、フル・スキャンが実行されている場合のみ 適用されます。「探査のみ」および「テストのみ」機能を有効にすると、結果は単一フェーズ・スキャンとなります。
手順
- 「スキャン構成」>「テスト・オプション」ビューを開きます。
- 「マルチフェーズ・スキャンを有効にする」チェック・ボックスを選択します。
- 「最大フェーズ数」テキスト・ボックスで、許可するフェーズの最大数 (1 から 10 までの数値で、デフォルトは 4 です) を入力します。
AppScan がサイトをテストすると、 当初の探査ステージではアクセスできなかった追加の URL に対するテスト応答が 分析されます。続いて、これらの新規リンクについて、 追加の探査ステージとテスト・ステージが実行されます。ここで入力した数値は、AppScan がこの動作を実行する回数を 決定します。(デフォルトでは、マルチフェーズ・スキャンは 4 フェーズで有効です。)
注: 「進行状況」パネル (スキャンの進行状況を参照してください) には、 スキャンが現在処理中のフェーズが示されます。注: ご使用のアプリケーションを再スキャンする (「スキャン」>「再スキャン」) 場合、フェーズ番号は 1 から再開します。注: スキャンを保存すると、現在のフェーズ番号が保存されます。このスキャンを後からロードしてスキャンを再度実行すると、保存されたフェーズ番号からスキャンが開始されます。