新規コンテンツ・ベースの表示ルールの追加

サイトの論理構造を定義するルールの追加についての手順および例を示します。

始める前に

「スキャン構成」ダイアログ・ボックスの「コンテンツ・ベース」ビュー (「探査」>「コンテンツ・ベース」) で、以下の 2 つのタイプの定義を使用して、コンテンツ・ベースの構造を定義することができます。
  • 論理コンテンツ・パス (ブレッドクラムなど)
  • カスタム (固有のカスタム・ノードを定義するための正規表現の使用)

これにより、AppScan® で 1 つのノード配下のサイトの大部分をリストする代わりに、論理的なアプリケーション・ツリーを表示できるようになります。複数の規則が定義されている場合、AppScan は各 URL を、リストされている順に規則とマッチングします。一致が見つかるとすぐに、その規則に従ってコンテンツ・ベース・ツリーにその URL が組み込まれ、次の URL に進みます。

手順

  1. 「プラス」ボタン をクリックして新規定義を追加します (あるいは、既存の定義を選択して 「編集」ボタン をクリックし、その定義を編集します)。フィールドの説明については、以下の表を参照してください。
    設定 説明
    名前 このルールの名前。
    説明 (オプション) このルールの説明。
    ルールのタイプ 「論理コンテンツ・パス」または「カスタム」を選択します。残りのフィールドは、選択に応じて変わります。
    論理コンテンツ・パス
    コンテンツ・パス HTML のコンテンツ・パスに一致する正規表現。
    分離文字 HTML のコンテンツ・パスの階層分離文字に一致する正規表現。
    ノード表示名 ノード名に一致する正規表現 (アプリケーション・ユーザーに対して表示され、アプリケーション・ツリーで使用される)。
    条件 (オプション) このノード・ロケーションに組み込まれる応答を定義する正規表現。
    カスタム
    ノード・ロケーション 標準 URL 形式を使用して、このルールの条件を満たすノードをアプリケーション・ツリー内で配置する場所を記述します (例えば、/Home/Buy/Books)。パスが存在しない場合は、作成されます。
    条件 このノード・ロケーションに組み込まれる応答を定義する正規表現。ページ・コンテンツがこの条件に一致する場合、コンテンツ・ベース・ツリーに組み込まれます。
    注: 正規表現を使用する必要がある、または正規表現を使用できるフィールドには、「正規表現」ボタン があります。このボタンをクリックして Expression Test PowerTool を開き、正規表現の構文を検証することができます。

    支援がさらに必要な場合は、次のリンクが役立ちます。http://www.regular-expressions.info/quickstart.html

  2. 上矢印/下矢印を使用して、適用される順序で定義を配列します。
  3. 適用される各ルールの横のチェック・ボックスが選択されていることを確認します。
  4. 「OK」をクリックして、変更を保存します。

次の表は、2 つの規則タイプのコンテンツのサンプルを示しています。
表 1. 「コンテンツ・ベースのビュー」規則
設定 サンプル 意味
コンテンツ・パス <title>(.*?)</title> タイトル・タグの間のすべてのテキストは、ノード名の基本として使用されます。
分離文字 [:\->|] これらの 5 つの文字は、分離文字として処理されます。したがって、次のようになります。

<title>Home:Accounts</title>

から

<title>Home:Plans</title>

次の 2 つの子ノードを持つ親ノード Home としてアプリケーション・ツリーに表示されます。Accounts から Plans

ノード表示名 ^\s*(.*?)\s*$ テキストの前後のスペースは、ノードの命名時に削除されます。
条件 Log out 単語「ログアウト」を含むページのみが、この規則に従うアプリケーション・ツリーに組み込まれます。
表 2. カスタム規則
設定 サンプル 意味
ノード・ロケーション /root/child/grandchild 条件を満たすすべてのページがアプリケーション・ツリーの /root/child/grandchild の下に追加されます。
注: 指定されたブランチ内に親ノードが存在しない場合は、作成されます。
条件 このフィールドが空の場合、規則が適用されるすべてのコンテンツがこのノード・ロケーションで追加されます。したがって、この規則が上記の規則より後に出現した場合、単語「ログアウト」を含まないすべてのページがノード /root/child/grandchild の下に追加されます。