EFS によって暗号化されたデータベースのデタッチ、暗号化、およびアタッチ

データベースの暗号化中に SQL Server サービスを停止したくない場合があります。例えば、そのサービスで複数のデータベースが稼働している場合、それらを使用不可にしたくない場合などです。サービスを停止せずに、データベースのデタッチ、暗号化、およびアタッチを行うことができます。

始める前に

SQL Server サービスへのログイン、および同じ SQL Server 上の他のデータベースの暗号化を行う際には、「サービス・アカウント」を使用する必要があります。

手順

  1. 「スタート」 > 「管理ツール」 > 「サービス」に移動し、暗号化しようとしている AppScan® Enterprise データベースをホストする SQL Server サービスを停止します。デフォルトのサービスは SQL Server (MSSQLSERVER) です。
  2. サービスの名前を右クリックして、プロパティー・ダイアログを開きます。「ログオン」タブで、「次のアカウント」を選択し、サービス・アカウントの資格情報を入力して、「OK」をクリックします。
  3. 「サービス」ウィンドウで、AppScan® Enterprise データベースをホストする SQL Server を始動します。
  4. Windows Explorer で、<databasename.mdf> ファイルを右クリックし、「プロパティ」 > 「全般」 > 「詳細設定」 > 「内容を暗号化してデータをセキュリティで保護する」に移動し、「OK」をクリックします。
  5. Microsoft SQL Server Management Studio を開き、そのデータベースにサービスする SQL Server に接続します。
  6. 「データベース」ツリーの下で、暗号化するデータベースを右クリックして、「タスク」 > 「デタッチ」をクリックします。
  7. 「データベースのデタッチ」ウィンドウで、開いている接続がある場合は、「接続の削除」チェック・ボックスを選択して、「OK」をクリックします。
  8. Windows Explorer で、<databasename.mdf> ファイルを右クリックし、「プロパティ」 > 「全般」 > 「詳細設定」 > 「内容を暗号化してデータをセキュリティで保護する」に移動し、「OK」をクリックします。
  9. <databasename.ldf> ファイルについて、ステップ 3 と 4 を繰り返します。
  10. Microsoft SQL Server Management Studio で、「データベース」ツリーを右クリックして、「アタッチ」を選択します。
  11. 「データベースのアタッチ」ウィンドウで、「追加」をクリックして、暗号化された <databasename.mdf> ファイルに移動します。このファイルを選択して、「OK」 > 「OK」をクリックします。
  12. <databasename.ldf> ファイルについて、ステップ 11 を繰り返します。