SQL Server データベースの使用法

データベースには、すべての管理データ、構成データ、およびレポート・データが含まれています。このデータベースには、アプリケーションで使用するすべての表の定義、インデックス、制約、およびデータベース・ストアード・プロシージャーが含まれています。

アプリケーションは、以下の 5 つの方法でデータベース表を使用します。

  1. 特定のコンテンツ・スキャン・ジョブに依存しないデータを保管するため。

    これらのタイプの表は、表に保管されているデータを示す名前を使って大/小文字混合で命名されます (例えば、「Job」、「UserInfo」)。

  2. 特定のコンテンツ・スキャン・ジョブのデータを保管する表を作成するために使用される表のテンプレートとして。

    これらの表の名前には、__JII_、_NSI_、または _SJI_ という接尾部が付加されます (例えば、RepEntity_JII_、Vulnerability_JII_)。

  3. 特定のコンテンツ・スキャン・ジョブの反復のデータを保管するため。

    これらの表は、はじめてジョブが実行されたときに、(対応するテンプレート表の定義に基づいて) 作成されます。表の名前は、接尾部の _JII_、_NSI_、または _SJI_ が、ジョブ ID とジョブ反復で置き換えられたテンプレート表の名前で構成されています (例えば、RepEntity_32_0、Vulnerability_32_1)。これらの表に保管されるデータは一時データです。

  4. 個々のスキャン・ジョブからの集合データを保管するため。

    参照表内の tablename_JR ジョブは、オブジェクトを検出したスキャン・ジョブを識別します。

  5. 特定のコンテンツ・スキャン・ジョブのデフォルト・オプションを保管するため。

    これは、はじめてフォルダー項目が作成されるときに、フォルダー項目ごとに作成される単一の表です。表の名前は、FolderItemOption と、それに続く項目 ID およびストリング _D から構成されます (例えば、FolderItemOption_310_D)。

同様に、以下に示す 3 つのタイプのストアード・プロシージャーがあります。

  1. どの特定のコンテンツ・スキャン・ジョブにも依存しない操作を実行するストアード・プロシージャー。

    これらのストアード・プロシージャーの名前には、wp_ という接頭部が付加され、それらのストアード・プロシージャーが実行する操作に従って名前が付けられます(例えば、wp_FolderItem_Delete、wp_Folder_Select)。

  2. 特定のコンテンツ・スキャン・ジョブのデータに対して、ある操作を実行するストアード・プロシージャーを作成するために使用されるテンプレート・ストアード・プロシージャー。

    これらのストアード・プロシージャーの名前は、wt_ という接頭部で始まります(例えば、wt_RepEntityInsert、wt_VulnerabilityInsert)。

  3. 特定のジョブ反復のデータに対して操作を実行するストアード・プロシージャー。

    これらのストアード・プロシージャーは、はじめて項目が実行されるときに、テンプレート・ストアード・プロシージャーから作成されます。このストアード・プロシージャーの名前は、wi_ という接頭部で始まり、その後に項目 ID、項目の反復、および操作名が続きます(例えば、wi_21_0_RepEntityInsert、wi_21_1_VulnerabilityInsert)。

アプリケーション内の参照整合性は、データベース・レベルで実行されます。すべての外部キー制約は、データベース内で定義されています。