適切なフォルダーに対する適切なユーザー・ロール
ユーザーは、フォルダーごとに異なるロールを持つことができます。このロールは、フォルダーでユーザーができることおよび見ることができるものに影響します。
例えば、「企業」フォルダーには、Consumer および Business サブフォルダ―があります。Mandy は、「企業」フォルダーでは「レポート管理者」ロールを割り当てられていますが、Business フォルダ―では、「レポート利用者」ロールしか割り当てられていません。彼女は、Business フォルダ―内のレポート・パック・プロパティーを作成したり編集したりすることはできません。彼女が作成および編集するのは、「企業」フォルダー中のレポート・パックに制限されます。「レポート管理者」として、Mandy は「企業」フォルダーのジョブを見ることはできません。
ユーザー・アクセスは、フォルダー・レベルにとどまりません。レポート・パックおよびダッシュボードにもフォルダーへのアクセス権がありますが、フォルダー内のいくつかの項目からに制限されます。例えば、フォルダーへのアクセス権限はあるがそのフォルダー内の「企業」レポート・パックにはアクセス権限がない場合、Mandy は「企業」レポート・パックを見ることはできません。以下の表は、フォルダー中の共通タスクのいくつかおよびそれに適したロールを表しています。この表には、そのタスクに必要な最小のロールを含みますが、各タスクに関して上位のユーザー・ロールを選択して同じ結果を得ることができます。
フォルダー内のタスク | 適用するユーザー・ロール |
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レポート・パック内容の表示 | レポート利用者 |
レポート・パックの作成、変更、および実行 (内容の更新用) | レポート管理者 |
レポート・パック中の問題の分類 | 問題マネージャー |
ダッシュボード内容の表示 | レポート利用者 |
ダッシュボードの作成、変更、および実行 (内容の更新用) | 問題マネージャー |
ダッシュボードからレポート・パックおよびレポートへのナビゲート | ユーザーにダッシュボードの「レポート利用者」ロールを割り当て、ダッシュボードに寄与する各レポート・パックへのアクセスを与えます。 |
レポート・データのエクスポート | レポート利用者 |
ジョブの作成およびスキャンの実行 | ジョブ管理者 |