「家庭教育の権利とプライバシーに関する法 (FERPA)」レポート

問題点

1974 年の家庭教育の権利とプライバシーに関する法 (一般に FERPA と呼ばれます) は学生の教育記録のプライバシーを保護する連邦法です。学生は、このような記録の公開に関して、特別な、保護された権利を所有しています。FERPA は、教育機関がこれらのガイドラインに厳密に準拠することを要求しています。この法律は、親が自分の子の教育記録を入手できることを保証し、また、親の同意なしに他人がこれらの記録を入手できないように制限することにより、親と子のプライバシーの権利が保護されることを保証しています。学生には、自分の教育記録の一部として保持されている情報の目的、内容、および場所を知る権利があります。また、学生には、教育記録に含まれる情報が、そうした情報を開示することを学校に許可しないかぎり、秘密裏に保持されることを期待する権利があります。

FERPA は、連邦の教育資金を給付されている公共の学校および州または地域の教育機関に適用されます。小学校および中学校レベルのほとんどの私立および教区付属の学校は、こうした連邦資金を給付されていないため、FERPA の適用対象とはなりません。

学校は、学生の名前、住所、電話番号、生年月日および出生地、褒賞、出席日などの「人名簿」情報を、同意なしに開示することができます。ただし、学校は、親および適格な学生に対して人名簿情報に関する通知を行い、親および適格な学生が人名簿情報を開示しないように学校側に要求するための十分な猶予を提供する必要があります。学校は、親および適格な学生に対して、FERPA で保護される権利を毎年通知する必要があります。