AppScan Enterprise の ID プロバイダー
ID プロバイダー (IdP) は、サービス・プロバイダー (SP) と通信するサード・パーティーのユーザー認証サービスです。仕様に基づいて、組織によって選択する IdP サービスは異なります。SAML サービスを介したシングル・サインオン (SSO) 認証を実装した SP として AppScan Enterprise アプリケーションにログインしようとすると、関連する IdP サービスに要求を送信して、ログインのためのユーザー資格情報を認証します。IdP は、AppScan Enterprise ユーザーを管理する Active Directory や LDAP などのユーザー・データベース・ディレクトリーで使用可能なユーザー資格情報を検証することで、認証要求を処理します。ユーザーの識別が成功した場合、IdP はアサーションの確認を SP に対してトリガーして、セッションを確立し、その特定のユーザーがログインできるようにします。
組織のログイン・セキュリティー・プロトコルに応じて、AppScan Enterprise アプリケーションのログイン方法には、ユーザー名とパスワードまたは複数要素による認証 (MFA)、またはこれら両方の方法の組み合わせを使用する必要があります。