partitionTool
パーティションは Campaign ポリシーおよび役割と関連付けられます。これらのポリシーおよび役割、およびそのパーティションとの関連付けは Marketing Platform システム・テーブルに保管されます。partitionTool ユーティリティーは、パーティションの基本ポリシーおよび役割情報で Marketing Platform システム・テーブルをシードします。
partitionTool を使用する場合
作成するパーティションごとに、partitionTool を使用して、基本ポリシーおよび役割情報で Marketing Platform システム・テーブルをシードする必要があります。
Campaign での複数パーティションの設定について詳しくは、ご使用のバージョンの Campaign に該当するインストール・ガイドを参照してください。
特殊文字とスペース
パーティションの説明、またはユーザー、グループ、あるいはパーティションの名前にスペースが含まれる場合、それらを二重引用符で囲む必要があります。
構文
partitionTool -c -s sourcePartition -n newPartitionName [-u admin_user_name] [-d partitionDescription] [-g groupName]
コマンド
partitionTool ユーティリティーでは、以下のコマンドを使用できます。
-c
-s オプションを使用して指定する既存のパーティションのポリシーおよび役割を複製 (クローンを作成) し、-n オプションを使用して指定する名前を使用します。どちらのオプションにも c が必要です。このコマンドは次のことを行います。
- Campaign で、管理役割ポリシーとグローバル・ポリシーの両方に管理者の役割を持つ新規 IBM® Marketing Software ユーザーを作成します。指定するパーティション名が、自動的にこのユーザーのパスワードとして設定されます。
- 新規 Marketing Platform グループを作成し、新規管理ユーザーをそのグループのメンバーにします。
- 新規パーティション・オブジェクトを作成します。
- ソース・パーティションに関連付けられているすべてのポリシーを複製し、それらを新規パーティションに関連付けます。
- 複製されるポリシーごとに、そのポリシーに関連付けられているすべての役割を複製します。
- 複製される役割ごとに、ソース役割でマップされた方法と同じ方法ですべての機能をマップします。
- 新規 Marketing Platform グループを、役割の複製時に作成される最後のシステム定義の管理役割に割り当てます。デフォルト・パーティション partition1 を複製する場合、この役割はデフォルトの管理役割 (管理) になります。
オプション
-d partitionDescription
オプション。-c と共にのみ使用されます。-list コマンドからの出力に表示される説明を指定します。256 文字以下でなければなりません。説明にスペースが含まれる場合は二重引用符で囲みます。
-g groupName
オプション。-c と共にのみ使用されます。ユーティリティーによって作成される Marketing Platform 管理グループの名前を指定します。名前は、Marketing Platform のこのインスタンス内で一意でなければなりません。
定義されない場合、名前はデフォルトの partition_nameAdminGroup になります。
-n partitionName
-list ではオプションで、-c では必須です。32 文字以下でなければなりません。
-list と共に使用する場合、情報をリストするパーティションを指定します。
-c と共に使用する場合、新規パーティションの名前を指定します。指定するパーティション名は、管理ユーザーのパスワードとして使用されます。パーティション名は、(「構成」ページでパーティション・テンプレートを使用して) パーティションを構成したときに付けた名前と一致する必要があります。
-s sourcePartition
必須。-c とのみ使用されます。複製されるソース・パーティションの名前。
-uadminUserName
オプション。-c と共にのみ使用されます。複製されるパーティションの管理ユーザーのユーザー名を指定します。名前は、Marketing Platform のこのインスタンス内で一意でなければなりません。
定義されない場合、名前はデフォルトの partitionNameAdminUser になります。
パーティション名が、自動的にこのユーザーのパスワードとして設定されます。
例
- 以下の特性を持つパーティションを作成します。
- partition1 から複製
- パーティション名は myPartition
- デフォルト名 (myPartitionAdminUser) およびパスワード (myPartition) を使用
- デフォルト・グループ名 (myPartitionAdminGroup) を使用
- 説明を「ClonedFromPartition1」にする。
- 以下の特性を持つパーティションを作成します。
- partition1 から複製
- パーティション名は partition2
- ユーザー名 customerA を指定し、自動的に割り当てられるパスワード partition2 を使用
- グループ名 customerAGroup を指定
- 説明を「PartitionForCustomerAGroup」にする。