統合された IBM Campaign とスタンドアロン の相違点
Campaign が Marketing Operations と統合された場合、Campaign のインストール済み環境は、スタンドアロンのインストール済み環境とは異なります。
- キャンペーン (ただし、統合を有効にする前に作成したキャンペーンを除く) を作成またはアクセスする唯一の方法は、対応する Marketing Operations プロジェクトを使用することです。Campaign の「キャンペーン一覧」ページには、統合が有効になる前に作成されたキャンペーンのみが表示されます。
- ターゲット・セル・スプレッドシート (TCS) およびカスタム・セル属性は、Marketing Operations でのみ作成、表示、および管理されます。カスタム・セル属性は「キャンペーン・プロジェクト」テンプレートで定義されます。そのため、各タイプのキャンペーンが異なるカスタム・セル属性を持つことも、カスタム属性を異なる順序で表示することも可能です。それとは対照的に、スタンドアロンの Campaign では、すべてのキャンペーンで同じセル属性が同じ順序で保持されます。
- TCS はトップダウンまたはボトムアップのいずれにすることもできます。ボトムアップ・セルは、「MO_UC_BottomUpTargetCells」設定が「はい」の場合 (「設定」>「構成」>「IBM® Marketing Software」>「Campaign」>「パーティション」>「パーティション[n]」>「サーバー」>「内部」)、統合された Marketing Operations-Campaign システムで使用可能になります。
- ボトムアップ TCS 設定が「はい」の場合、フローチャートは、TCS のトップダウン・セルにリンクされていない場合でも、Campaign で実稼働モードで実行できます。
キャンペーンの「サマリー」タブは、Campaign には存在しません。キャンペーンのサマリー情報を確認するには、Marketing Operations 内のキャンペーン・プロジェクトの「サマリー」タブの「キャンペーン・サマリー」セクションを表示します。オファーおよびセグメントの情報は、Campaign の新しい「セグメント/オファー」タブに表示されます。キャンペーン・プロジェクト・テンプレートは Marketing Operations で管理するので、各キャンペーン・テンプレートは、異なるキャンペーン・カスタム属性のセットを持つことができます。これらのカスタム属性は、プロジェクト内の 1 つ以上のタブで編成できます。
また、より堅固な Marketing Operations の属性機能を利用することもできます。これらの機能には、レイアウトのオプション、属性が必須であるかオプションであるかを識別する機能、リストをユーザー・インターフェースの条件にする機能、およびデータベース表からの動的データ値が含まれます。スタンドアロンの Campaign では、すべてのキャンペーンで同じカスタム・キャンペーン属性が同じ順序で保持されます。
- 「 IBM Marketing Operations - オファー統合」を「はい」(「設定」「構成」「IBM Marketing Software」「Platform」) に設定することによりオファー統合を有効にした場合、Campaign でオファー・テンプレートやオファーを作成したり操作したりすることはできません。代わりに、Marketing Operations を使用してオファー・テンプレートを作成し、オファーを作成、変更、承認、公開、または回収します。それから、オファー・テンプレートや承認されたオファーを Campaign に公開して使用可能にすることができます。 注: オファー統合は、キャンペーン統合とは別個のオプションです。キャンペーン統合が有効になっているときに、オファー統合も有効にすることが可能です。詳しくは、Marketing Operations でのオファー統合の有効化を参照してください。