Jenkins でのテスト

Jenkins ビルド・ステップを使用することにより、パフォーマンスと Web UI のテスト用の Jenkins プラグインを使用して、Jenkins サーバー上でテストを実行できます。

概要

Jenkins を使用してテストを自動化するには、Jenkins マスターと Jenkins スレーブの 2 台のコンピューターを構成する必要があります。このマスターとスレーブの構成により、マスター・コンピューター上の単一の Jenkins インストール済み環境で、テストの作成と実行を行うための複数のスレーブ環境をホスティングできるようになります。マスター・コンピューター上に最新版の Jenkins プラグイン をインストールし、テストを作成するスレーブ上に製品自体をインストールする必要があります。Jenkins のマスターとスレーブの関係について詳しくは、『Jenkins サイトの『Distributed Builds』セクションを参照してください。

注: 現在は、バージョン 2.0 の Jenkins プラグインが提供されています。これは、バージョン 9.2 以降のテスト製品と連動します。バージョン 1.0 の Jenkins プラグインを使用している場合は、それをアンインストールしてからバージョン 2.0 をインストールする必要があります。

始める前に

注:
  • Linux または Mac OS 上の Chrome ブラウザーで Web UI テストを実行するには、バージョン 9.2 以降のテスト製品が必要です。Linux または Mac OS の場合は、製品のインストール・ディレクトリーを指す環境変数 (例: export TEST_WORKBENCH_HOME=/opt/IBM/SDP ) を追加する必要があります。Windows の場合、この環境変数は既に定義されています。

Jenkins マスター・コンピューターへの Jenkins プラグインのインストール

  1. 該当するテスト製品の Jenkins プラグインを、『継続的テスト (Continuous Testing) 』から、テスト製品がインストールされているコンピューターにダウンロードします。
  2. Jenkins ダッシュボードから、一方または両方のテスト製品用の Jenkins プラグインをインストールします。
  3. JNLP (Java™ Network Launch Protocol) エージェントに対してランダムな TCP ポートを許可するようにグローバル・セキュリティーを構成します。

ジョブ構成

  1. Jenkins の新しいフリースタイル・ソフトウェア・プロジェクトを作成します。詳しくは、『https://wiki.jenkins-ci.org/display/JENKINS/Building+a+software+project 』を参照してください。
  2. Jenkins ダッシュボードから、「ビルド」 > 「ビルド・ステップの追加 (Add build step)」をクリックし、product name テストの実行 (Run a product name test)」をクリックします。

  3. 以下のように、テストの実行の詳細を指定します。

    テスト・パラメーターを定義するビルド・ページ

    次の表に、各フィールドの説明を示します。

    フィールド 説明
    名前 必須。 テストの名前。
    ワークスペース 必須。 Eclipse ワークスペースへの完全なパス。
    プロジェクト 必須。 プロジェクトのファイル名を含むパス (ワークスペースが基準)。
    テスト・スイート名 必須。 実行するテストのファイル名を含むパス (プロジェクトが基準)。

    同じプロジェクトの複数のテストを順番に実行するには、テスト名をコンマで区切って指定します。

    Var ファイル オプション。変数の名前と値のペアが含まれている XML ファイルの絶対パス。
    構成ファイル オプション。テストまたはスケジュールを実行するためのパラメーターが含まれているファイルへの絶対パス。
    結果ファイル オプション。結果ファイルの名前。 デフォルトの結果ファイルは、テスト名またはスケジュール名にタイム・スタンプを追加したものです。結果ファイルは、Results ディレクトリーに格納されます。複数のテストを実行する場合は、結果ファイルの名前を指定しないでください。
    結果ファイルの上書き オプション。同じ名前の結果ファイルを上書きするかどうかを決定します。 デフォルト値は false で、結果ファイルを上書きしないことを意味します。
    抑制 オプション。ランチャーからのすべてのメッセージ出力をオフにし、実行または試行が完了するとコマンド・シェルに戻ります。
    仮想ユーザーの数 オプション。Rational® Performance Tester のみ。実行時にデフォルトの仮想ユーザー数をオーバーライドします。スケジュールの場合、デフォルトは、スケジュール・エディターで指定されたユーザーの数です。テストの場合、デフォルトは 1 人の仮想ユーザーです。
    VM 引数 オプション。渡される Java 仮想マシンの引数。
    エクスポートされた統計レポート・データ・ファイル オプション。エクスポートされた統計レポート・データを格納するディレクトリーの絶対パス。
    カスタム・レポート形式ファイル オプション。「エクスポートされた統計レポート・データ・ファイル」オプションを使用して統計レポート・データをエクスポートするときに使用する、カスタム・レポート形式ファイル (.view ファイル) の絶対パスのコンマ区切りのリスト。
    HTML のエクスポートされた統計レポート オプション。Web 分析結果のエクスポート先のディレクトリーへの完全パス。テスト・ワークベンチを使用せずに、Web ブラウザーで結果を分析します。複数のテストを実行する場合は、このフィールドに値を指定しないでください。Web 分析結果は、Jenkins ワークスペースにエクスポートされます。
    ユーザー・コメント オプション。二重引用符で囲んだテキストを追加すると、レポートの「ユーザー・コメント」行に表示されます。
    -IMShared Location IBMIMShared ロケーションの完全パス (これがデフォルトのロケーションでない場合)。

    「エクスポートされた統計レポート・データ・ファイル」の値を指定しない場合、これらのログは Jenkins のワークスペース/一時ディレクトリーに保存されます。

  4. 「保存」をクリックして、ビルド・ステップの構成を保存します。
  5. 同一ジョブで複数のテストを実行するには、「ビルド・ステップの追加 (Add build step)」を再度クリックし、次のテストの詳細を指定します。

マスター/スレーブ構成

マスター構成とスレーブ構成がこのプラグインでサポートされています。詳しくは、『Distributed builds で Jenkins の資料』を参照してください。

ジョブ構成を作成するときは、上記のステップに加えて、「このプロジェクトが実行可能である場所の制限 (Restrict where this project can be run)」フィールドにスレーブ・ノードの名前をラベル式として指定する必要があります。これは、製品がインストールされ、テストが実行可能である場所です。

このプロジェクトが実行可能である場所の制限 (Restrict where this project can be run)

テストの実行

ジョブ (プロジェクト) を作成したら、プロジェクトを開き、「すぐにビルド (Build Now)」をクリックします。このアクションにより、スレーブ・コンピューター上でテスト実行が開始されます。「テスト・スイート名」に複数のテスト名 (../<testName>) をコンマで区切って指定することで、同じプロジェクトの複数のテストを実行できます。プロジェクトからのテストの相対パス (テストのファイル名を含む) を指定します。複数の異なるプロジェクトから複数のテストを実行するには、プロジェクトごとに新規のビルド・ステップを追加します。

ビルド結果とログ

  1. ビルドが完了したら、ビルド番号をクリックし、プロジェクト用のコンソールを開きます。テスト結果 を検索し、テストの実行状況を確認します。
    注: 複数のテストを実行するために複数のビルド・ステップを追加した場合は、複数の テスト結果 が見つかります。
  2. 製品ログについては、スレーブ・マシンにログインし、Jenkins スレーブのワークスペース/一時ディレクトリーを調べます。