クライアントのリストア時の重複回避
BigFix クライアントをスナップショットからロールバックまたはリストアした場合、次回クライアントがそれ自体を BigFix サーバーに登録すると、クライアントは新しいコンピューター ID を受け取ります。古いコンピューター ID を持つ BigFix クライアントは、同じコンピューター ID を使用してレポートしないため、非アクティブになります。その結果、BigFix コンソールに同じコンピューターの重複したエントリーが表示されます。さらに、影響を受けるコンピューターは、アクション履歴、検出などのすべての情報を失います。
このタスクについて
この状況を回避するには、まず、ID を保持したいコンピューターのクライアント・データをバックアップしてから、以下の手順に従う必要があります。
クライアント・データのバックアップ
- BigFix クライアント・サービスを停止します。
- 以下のデータを保存します。
- 以下の場所にある
ComputerIDのレジストリー・キー値。- Windows:
HKEY_LOCAL_MACHINE\SOFTWARE\Wow6432Node\BigFix\EnterpriseClient\GlobalOptions - Linux:
/var/opt/BESClient/besclient.config次のセクション下:Software\BigFix\EnterpriseClient\GlobalOptions - MacOS:
/Library/Preferences/com.bigfix.BESAgent.plist
- Windows:
- BigFix クライアントのデフォルトのインストール・ディレクトリーにある
BES Client\KeyStorageフォルダー。
- 以下の場所にある
クライアント ID を保持する手順
- BigFix サーバーは、BigFix サーバーの ClientIdentityMatch パラメーターが 100 に設定されている場合に、再インストールまたはスナップショットから復元された BigFix クライアントに保存されているデータと一致させることができます。デフォルトの場合、パラメーターは 0 に設定されます。パラメーターの値を変更するには、BigFix サーバーがインストールされているコンピューターに移動し、以下の手順を実行します。
- Windows: に移動し、ClientIdentityMatch パラメーターの値を 100 に設定します。
- Linux: 以下のコマンドを実行します。
./BESAdmin.sh -setadvancedoptions -sitePvkLocation=/root/backup/license.pvk -sitePvkPassword=pippo000 -update clientIdentityMatch=100
- ID を保持するコンピューターに BigFix クライアントをインストールする前に、必ずこのアクションを実行してください。
- ID を保持するコンピューターに BigFix クライアントをインストールします。BigFix クライアントのインストールが完了すると、コンピューターは BigFix サーバーに自動的に登録され、固有のコンピューター ID を受け取ります。
- BigFix クライアントを停止します。
- 次の場所に移動します。
- Windows:
HKEY_LOCAL_MACHINE\SOFTWARE\Wow6432Node\BigFix\EnterpriseClient\GlobalOptions - Linux:
/var/opt/BESClient/besclient.config次のセクション下:[Software\BigFix\EnterpriseClient\GlobalOptions] - MacOS:
/Library/Preferences/com.bigfix.BESAgent.plist
RegCountComputerIDReportSequenceNumber
- Windows:
- BigFix クライアントののインストール・ディレクトリーから、
__BESDataおよびKeyStorageフォルダーを削除します。 - 前に保存した
ComputerIDおよびKeyStorageをリストアします。 - BigFix クライアントを起動します。