標準装備のブラウザー以外のブラウザーを使用するように AppScan を構成することができます。
このタスクについて
デフォルトの場合、ログイン手順やマルチステップ操作を記録したり、「ブラウザーで表示」ボタンをクリックすると、AppScan は標準装備のブラウザーを起動します。
標準装備のブラウザーではサイトの一部にアクセスできない場合や、サイトが標準装備のブラウザー用に最適化されていない場合は、代わりにマシンにインストール済みの別のブラウザーを使用するように AppScan を構成することができます。
手順
- 「ツール」>「オプション」をクリックし、「外部ブラウザーの使用」を選択します。
-
ご使用のマシンにインストールされた サポート対象ブラウザーのドロップダウン・リストからブラウザーを選択します。サポートされているブラウザーは次のとおりです。
- MS Internet Explorer
- Mozilla Firefox
- Google Chrome
- MS Edge
- 以下に示す 2 つの構成オプションのいずれかが変更された場合、新しく選択されたブラウザーのヘッダー値ではなく、定義済みのヘッダー値が使用されます。デフォルト値は、必要に応じて復元することができます。
- 「構成」>「詳細構成」>「通信: Accept-Language 要求ヘッダー値
- 「構成」>「探査オプション」>「ユーザー・エージェントのヘッダー値」
これらの設定が
ユーザーによって 変更される可能性があるのは、以下の場合です。
- ブラウザーを起動し、ログイン手順またはマルチステップ操作を記録した場合、または「ブラウザーで表示」をクリックした場合。
- これらの設定を手動で変更した場合。
- 保存されたスキャンをロードした場合。
これら 2 つの設定値を新しく定義されたブラウザーの設定値に設定するには、単純にこれらの値を削除してから、必要に応じてログイン手順またはマルチステップ操作をもう一度記録します。この操作により、新しく定義されたブラウザーのヘッダー値が AppScan® で自動的に使用されるようになります。
注: 新しく定義されたブラウザーには、以下の制約が適用されます。
- 選択したブラウザーがプロキシー構成ファイルを使用するように構成されている場合、この選択は無視され、標準装備のブラウザーが開きます。
- 「ログインして記録」オプションを使用してマルチステップ操作を記録する場合、標準装備のブラウザーが開きます。
- AppScan の別のインスタンスが開いている状態で外部ブラウザーを開こうとすると、標準装備のブラウザーが開きます。
- 「ログイン管理」>「詳細」タブで、URL を選択して「ブラウザーで表示」または「選択」をクリックした場合、標準装備のブラウザーが開きます。
- Firefox を選択すると、「AppScan」という名前のプロファイルが自動的に作成されます (この名前のプロファイルが存在しない場合)。この操作の実行後に Firefox が起動された場合、変更内容を反映するために Firefox を閉じる必要があります。