JSP プロジェクトへのコンテンツの追加
JavaServer Page (JSP) プロジェクトには、JavaServer Pages をベースに作成された Web アプリケーションが含まれています。
このタスクについて
JSP プロジェクトを正常にスキャンするためには、JavaServer Pages が有効な Web アプリケーション構造に含まれていなければなりません。このセクションでは、スキャンを正常に完了するために必要な、Web コンテキスト・ルートの下位ファイル構造について説明します。JSP プロジェクトを構成する前に、Web アプリケーション構造について十分に理解する必要があります。
Tomcat などの Web アプリケーション・サーバーにデプロイされる Web アプリケーションには、標準のディレクトリー構造が必要です。デプロイされるアプリケーションは、ディレクトリー構造内に配置された一連のファイル、または 1 つの WAR ファイルです。1 つの WAR ファイルの場合、ディレクトリー構造は ZIP ファイル内に格納され、web context root がディレクトリー構造のルートです。
Web コンテキスト・ルートの下には、以下の標準的なディレクトリーがあります。
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Java™ ディレクトリー (パッケージ) 内に配置されたクラス・ファイル |
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クラス・パスに追加された Jar ファイル |
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web.xml アプリケーションで使用可能なリソースを記述します |
必要なファイルが含まれる、他のディレクトリーが存在することもあります。たとえば、通常はコンテンツ (JSP ファイルと HTML ファイル) 用のディレクトリー、タグ・ライブラリー用のディレクトリーがあります。
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アプリケーションに含まれる JavaServer Pages が格納されます |
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アプリケーション内で使用されるタグ・ライブラリーが格納されます |
これらの標準 Web アプリケーション・ディレクトリーに加えて、Web アプリケーション・サーバーは、デプロイされるすべての Web アプリケーションによって共有されるクラス・ファイルと JAR ファイルを格納する特有のディレクトリーを持つことができます。例えば、Tomcat 7 は、これらの JAR ファイルを common\lib または common\endorsed ディレクトリー内に格納します。これらの非標準ディレクトリーの場所は、アプリケーション・サーバーごとに固有です。
手順
- 必要な場合には、Web コンテキスト・ルートの下の適切な場所にファイルをコピーします。
- Web コンテキスト・ルートをディレクトリーとして、またはすべての JavaServer Pages が含まれる WAR ファイルとして指定します。
- クラス・パスに JAR またはクラス・ファイル・ディレクトリーが含まれていることを確認します。
- プロジェクト・プロパティーを構成します。
タスクの結果
AppScan® Source for Analysis は、WEB-INF\classes ディレクトリーと、WEB-INF\lib 内のすべての JAR ファイルをクラス・パスに追加します (JSP の場合のみ)。Web-INF パスには含まれていないが JSP のコンパイルには必要な項目を追加できます。これらの JAR ファイルは、アプリケーション・サーバーの共通ディレクトリー内に配置されている weblogic.jar またはベンダー JAR ファイルに類似しています。
JSP ソースは、スキャン対象の Web コンテキスト・ルートの下にある JavaServer Pages です。ソース・ファイルは、Web コンテキスト・ルートに対して相対的に指定します。指定できる JSP ソースは、Web コンテキスト・ルート内にあるファイルに制限されます。
JSP プロジェクト・ソースは、プロジェクト・ファイルが格納されているディレクトリー、プロジェクトに含める追加の個別ファイルからなります。
- Web コンテキスト・ルート内の JavaServer Pages のサブセットを指定します。こうしない場合は、すべてのファイルがスキャンされます。
- JavaServer Pages が Java™ コードに依存する場合は、これらのソースを指定する必要があります。
- JSP ファイルには、jsp と jspx ファイルが含まれます。